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貴方の涙は俺が拭くから ON

第10章 吐き通せなかった嘘3 智


3-2

「ねぇ・・・」
「ん・・・?」


「俺の事・・・好き、なの?」
「・・・・・・」


そっか・・・嫌いじゃない、とは言ったけど
もしかしたら 好きだとも言わずに済むのか?

なんて、今更ながらに思い当たった俺の肩に 
バンっ!とぐーぱんが飛んでくる


「イテッ、何すんだよ」
「何すんだよ、じゃないでしょ。ここまで来て まだ誤魔化せるか、とか考えてんじゃないよね?」




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