
貴方の涙は俺が拭くから ON
第19章 忘れられない過去1 智
低い声は下卑た笑いを含んでいて ゾッとしたけど
大人しくなんてする分け無いだろ!
それでも 体重の軽い俺が 二人かがりで上から押さえられて
抵抗しきれるはずもなく
はぁはぁと息が上がって、だんだん力も入らなくなって
抵抗する力が弱まったところを見透かしたように
あり得ない場所を指で探られる
そして何かでぬるぬる滑りやすくなってるその指が
身体の内部にぐいぐい入って来て 更に中をぐるぐる掻きまわされた
「イッテ!やだっ!やめろって・・・!」
痛みと気持ち悪さにショックを受けながらも
漸くまともに声を出すことが出来、
誰かが気づいて来てくれるかも、と希望を持った瞬間
今度は腹に どん、と衝撃が来た
