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貴方の涙は俺が拭くから ON

第19章 忘れられない過去1 智


1-4

助けてくれたのは 事務所でも上の方の先輩で
俺達の住んでる部屋の隣の部屋に住んでいて
後輩たちの生活に 目を配る役目をしてくれてる人


原が居なくて俺だけの部屋に 
2人が泊まり込むことに不審を抱き
物音に気を付けてくれてたそうだ


あぁ・・・道理で 
あんなに早く 合鍵を使って 入って来れたはずだ


なんてことを考える事が出来たのは 随分後になってからで
その時はまだ 呆然として

「そうですか・・・」

なんて言うのが精一杯だったんだけど




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