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貴方の涙は俺が拭くから ON

第1章 スケッチブックに隠された秘密1 ニノ



俺がもっと大人だったら良かったのに
せめて もう少し近くに居られたら

こんな時には 貴方の肩を抱き
その綺麗な涙を拭いてあげられるのに


何も出来ないガキの自分がいやになった日々
そんなことも 今となっては遠い思い出だ



出逢って2年余り

大好きな先輩が いつの間にか 
俺の中で違う名前の存在になっていたことに
気付いたのはその頃だった


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