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「どーぞ、・・・散らかってるけど・・・」
「・・・お邪魔します・・・」



初めて入れてもらった室内は、
モノが少なくて　意外とスッキリしてる

読みかけの雑誌がソファーに置いてあったりとか、
香盤表がテーブルの上に出しっぱなしだったりするのも　
隙が無さすぎる部屋より　落ち着けてイイ感じだ


長居するつもりは無いから、立ったままでいいや、と
そのまま声を掛けようとしたんだけど


その瞬間、
飛びつくように　大野さんがダイニングの椅子の前に立った