テキストサイズ

オカズファンダジー

第7章 子供会の遠足の写真

サワガニというのは逃げ足も早いが、逃げる時に砂を散らかして泥水にして姿をくらませる土とん&水とんの術まで使う。ボクはこの術を泥水とんの術と名づけた。

しかし瞬時に捕まえようとするとハサミで攻撃されることもある。

ボクはそんななかなか手強いサワガニを捕まえるのが上手だった。

サワガニ用にプラスチックの水槽(夏にカブト虫を飼ったのを洗ったもの)まで用意しているが、サワガニくんとの付き合いは遠足中までで帰る時には逃がすと決めていた。

自然に住むサワガニって連れて帰ってもすぐに死んでしまうと経験したからだ。

まなちゃんがサワガニが欲しいと言い出したのでボクは捕まえてあげることにした。

「いやだぁ、連れて帰る~」

ボクが帰る時には逃がすと言ったらまなちゃんが連れて帰りたいと言い出した。ボクは自分の経験から自然に生きるものを連れて帰ってもすぐに死んでしまうから可哀相だと説明してあげると、さなちゃんもそれは可哀相だと一緒に説得してくれた。

「また会える?」とまなちゃんが言うんでボクはまた来年会えるよと言ってあげた。

子供会の遠足って他に行くとこはないのかっていうぐらい毎年この山なんだ(笑)

でもボクは5年生。まなちゃんとさなちゃんと遠足に来れるのは来年だけだと思うと寂しくなっていた。

もし当時のボクに今みたいな車を運転する能力や給料による稼ぎがあったら、またいつでも連れてきてあげるよと言ってあげて、もし行きたいと言われたら本当に連れていってあげたのにと思うとちょっと切なくなる・・。

ボクがサワガニを捕り始めるとまなちゃんとさなちゃんは嬉しそうに近くの岩場にしゃがんでボクがサワガニを捕まえるのを嬉しそうに見ていた。

しゃがんでいる姿を見てボクは見てしまった。まなちゃんの白いパンツを。ヤバい、もうサワガニどころじゃないよ~💦

さなちゃんはズボンだったんで残念だけど安心したが・・。

いつも遊ぶ時にスカートの中が見えちゃうこともあったが、ふたりともクラスの女子と同じくブルマだから安心していたが、何で今日はブルマじゃなくて生パンなんだ・・。

ボクはちょっとキツ目にまなちゃんに足を閉じるように言った。まなちゃんのパンツ丸見えに気づいたさなちゃんも慌てて足を閉じるように言った。

「平気だよ、男子はお兄ちゃんしかいないし」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ