
雪に咲く花
第10章 深いきずあと
熱が下がった後、雪斗は亘の家に何日か泊まることになった。
亘が兄姉に、是非雪斗を預からせて欲しいと言ったのだ。
「こういう事があったばかりだし、今後のことも雪斗君の相談にのりたいんでお願いします」
頭を下げる亘に美桜たちも戸惑っていたが、亘のほうが何か答えが出せるのではないかと思い、任せてみることにした。
「分かりました。弟をよろしくお願いします。雪斗、迷惑掛からないように、ちゃんとお手伝いもするのよ」
美桜の承諾を得て二人は亘の家に向かった。
「さて、今日は回復祝いに寿司でもたべようか。ご馳走するよ」
「やったー!ろくに食べてなかったから腹減ってたんだ」
亘の提案に雪斗は瞳を輝かせる。
「旨い!あっちも食べたい」
「その小さい体でよく食うなあ。財布が寂しくなるよ」
呆れながらも、回転寿司で美味しそうに寿司をほうばる雪斗を見て亘は安心した。
亘の家に戻り、荷物を置かせてもらうと入浴をすませた。
「あったかいレモネードでも飲もうか。あったまるぞ」
亘がレモネードを作ってトレーにのせたとき、突然部屋の灯が消えた。
亘が兄姉に、是非雪斗を預からせて欲しいと言ったのだ。
「こういう事があったばかりだし、今後のことも雪斗君の相談にのりたいんでお願いします」
頭を下げる亘に美桜たちも戸惑っていたが、亘のほうが何か答えが出せるのではないかと思い、任せてみることにした。
「分かりました。弟をよろしくお願いします。雪斗、迷惑掛からないように、ちゃんとお手伝いもするのよ」
美桜の承諾を得て二人は亘の家に向かった。
「さて、今日は回復祝いに寿司でもたべようか。ご馳走するよ」
「やったー!ろくに食べてなかったから腹減ってたんだ」
亘の提案に雪斗は瞳を輝かせる。
「旨い!あっちも食べたい」
「その小さい体でよく食うなあ。財布が寂しくなるよ」
呆れながらも、回転寿司で美味しそうに寿司をほうばる雪斗を見て亘は安心した。
亘の家に戻り、荷物を置かせてもらうと入浴をすませた。
「あったかいレモネードでも飲もうか。あったまるぞ」
亘がレモネードを作ってトレーにのせたとき、突然部屋の灯が消えた。
