雪に咲く花
第14章 [番外編]誤解から始まる恋
「実は、僕も先輩のこと、気になってたんです。でも、僕男だから……」
まじかよ!
こいつが俺のことを……!
「実は僕……」
歩が自分の過去を語り始めた。
中学時代、歩は一人の男子に恋をしたことがあるそうだ。
勉強も運動も出来て、誰にでも優しい男子だったらしい。
バレンタインデーのときに思いきって手作りチョコを渡したら、その男は笑顔でお礼を言って受け取ってくれたらしい。
しかし、喜んだのもつかの間、次の日その男が友達と会話しているのを耳にしてしまったそうだ。
「吉村ってさ、きもいよな。男のくせに見た目もやってることも女なんだぜ」
「けどよ、あいつ男だと思わなければ、クラスの女よりいけてるぜ。思いきって付き合ってみればいいじゃないか」
「冗談じゃねえよ。俺には、そんな変態趣味はねえよ」
歩は、ずっと憧れてた、そいつの裏の顔を見て奈落の底に突き落とされたそうだ。
その日から、虐めというほどではないが、学年中に広まり、おかまだの女男などとずっとからかわれていたらしい。
なんというやつなんだ。
歩を傷つけるなんて許せねえ!
まじかよ!
こいつが俺のことを……!
「実は僕……」
歩が自分の過去を語り始めた。
中学時代、歩は一人の男子に恋をしたことがあるそうだ。
勉強も運動も出来て、誰にでも優しい男子だったらしい。
バレンタインデーのときに思いきって手作りチョコを渡したら、その男は笑顔でお礼を言って受け取ってくれたらしい。
しかし、喜んだのもつかの間、次の日その男が友達と会話しているのを耳にしてしまったそうだ。
「吉村ってさ、きもいよな。男のくせに見た目もやってることも女なんだぜ」
「けどよ、あいつ男だと思わなければ、クラスの女よりいけてるぜ。思いきって付き合ってみればいいじゃないか」
「冗談じゃねえよ。俺には、そんな変態趣味はねえよ」
歩は、ずっと憧れてた、そいつの裏の顔を見て奈落の底に突き落とされたそうだ。
その日から、虐めというほどではないが、学年中に広まり、おかまだの女男などとずっとからかわれていたらしい。
なんというやつなんだ。
歩を傷つけるなんて許せねえ!