雪に咲く花
第24章 きずあとが癒えるまで
「こんなに星がきれいなの久しぶりだな」
「そうだな。こんな寒い日だからこそ、星空が美しくなるのかも知れないな」
二人が語りあっていると、星屑の中に、長い光が流れた。
「あっ、流れ星だ!早く願い事しなきゃ!」
二人は素早く手を合わせ、それぞれに祈った。
(亘と、もう一度、繋がることが出来ますように)
(雪斗の心の傷が治りますように)
二人の願いを聞き届けたかのように、流れ星は夜空の彼方に姿を消した。
「何をお願いしたんだ?」
「秘密……。口に出したら効果なくなるもん」
「まあ、そうだな」
公園を抜けて街中に出てくると、人通りが増えてきている。
「冷え込むな。温かいコーヒーでも飲もうか。ちょっと待っててくれ」
亘が近くのコーヒースタンドに向かう。
人気のある店なので、行列ができるほどだ。
街中は、イルミネーションで色づいている。
その中に、大きなクリスマスツリーが、早々と飾られており、雪斗はカメラに収めようと、スマートホンを取り出しシャッターを押していく。
撮影を楽しんでいるときに、肩に手がかかった。
亘かと思い振り向くと、目の前に見知らぬ男性が二人いたのだ。
「そうだな。こんな寒い日だからこそ、星空が美しくなるのかも知れないな」
二人が語りあっていると、星屑の中に、長い光が流れた。
「あっ、流れ星だ!早く願い事しなきゃ!」
二人は素早く手を合わせ、それぞれに祈った。
(亘と、もう一度、繋がることが出来ますように)
(雪斗の心の傷が治りますように)
二人の願いを聞き届けたかのように、流れ星は夜空の彼方に姿を消した。
「何をお願いしたんだ?」
「秘密……。口に出したら効果なくなるもん」
「まあ、そうだな」
公園を抜けて街中に出てくると、人通りが増えてきている。
「冷え込むな。温かいコーヒーでも飲もうか。ちょっと待っててくれ」
亘が近くのコーヒースタンドに向かう。
人気のある店なので、行列ができるほどだ。
街中は、イルミネーションで色づいている。
その中に、大きなクリスマスツリーが、早々と飾られており、雪斗はカメラに収めようと、スマートホンを取り出しシャッターを押していく。
撮影を楽しんでいるときに、肩に手がかかった。
亘かと思い振り向くと、目の前に見知らぬ男性が二人いたのだ。