雪に咲く花
第28章 新たな繋がり
亘が振り向くと、どこかで会ったことあるような少年が立っていた。
「亘兄さんだよね。お久しぶりです。僕、悠希です」
少年が名乗り、亘はふと思い出す。
「悠希って、あの悠希君か!?久しぶりだね。ずいぶんと綺麗になったというか格好よくなったな」
目の前の少年、悠希は、最後に会ったときは、小さくて内気な少年だっのに、数年会わない間に、背も伸びて大人っぽくなっている。
とは言っても、雪斗と身長も大差なく年の割りに幼い顔立ちではあるが……。
「亘兄さんも、相変わらず格好よいし、もてるんだろうな」
「亘……、知り合い?」
再会を喜んでいる二人に気づいて、雪斗が近づいてきた。
「あぁ、紹介するよ。真柴雪斗だ。俺たち、付き合っているんだ」
亘が堂々と雪斗を紹介する。
「えっ!……恋人なんだ。この子が……」
悠希の表情が曇ったことに二人とも気づかない。
「あっ!初めまして、あの、そちらは?……」
「初めまして……高宮悠希です」
雪斗の質問に、悠希は素っ気なく答える。
「悠希君は同じ町に住んでた幼なじみみたいたもんかな。確か雪斗と同じ年だったね」
「そうなんだ。お互い高校卒業したばかりなんだね」
雪斗の言葉を無視して、悠希は亘の方に向き直る。
「亘兄さんだよね。お久しぶりです。僕、悠希です」
少年が名乗り、亘はふと思い出す。
「悠希って、あの悠希君か!?久しぶりだね。ずいぶんと綺麗になったというか格好よくなったな」
目の前の少年、悠希は、最後に会ったときは、小さくて内気な少年だっのに、数年会わない間に、背も伸びて大人っぽくなっている。
とは言っても、雪斗と身長も大差なく年の割りに幼い顔立ちではあるが……。
「亘兄さんも、相変わらず格好よいし、もてるんだろうな」
「亘……、知り合い?」
再会を喜んでいる二人に気づいて、雪斗が近づいてきた。
「あぁ、紹介するよ。真柴雪斗だ。俺たち、付き合っているんだ」
亘が堂々と雪斗を紹介する。
「えっ!……恋人なんだ。この子が……」
悠希の表情が曇ったことに二人とも気づかない。
「あっ!初めまして、あの、そちらは?……」
「初めまして……高宮悠希です」
雪斗の質問に、悠希は素っ気なく答える。
「悠希君は同じ町に住んでた幼なじみみたいたもんかな。確か雪斗と同じ年だったね」
「そうなんだ。お互い高校卒業したばかりなんだね」
雪斗の言葉を無視して、悠希は亘の方に向き直る。