雪に咲く花
第47章 うるう年のサプライズ
そんな不思議な青年達に、呆気にとられていたことを覚えている。
「すみませんね。こいつそそっかしいから、連絡先訊くの忘れて誕生日だけ教えてもらっても意味ないですよね。まあ、確か去年墓参りに来てた人だから、お墓の名前探せばわかるかも知れないし、それにその日がお母さんの命日って聞いたから会えるかも知れないと思って今日ここに来てみたわけですよ」
ヒロという青年が笑って話をする。
「そうだったんですか。自分は福原ですが訳あって母とは名字が違うもので……。この寒い中本当に申し訳ございません」
「こんなことなら連絡先教えておけば良かったね。まさかあのマスコット拾っただけでこんな大変なことしてるなんて思わなかったものだから、ごめんなさい」
雪斗もつられて頭を下げた。
「いや、俺が悪いんです。あの時急いでて連絡先訊くのすっかり忘れちゃったもんだから、でも良かった。これどうしても渡したかったんです。福原さん誕生日おめでとうございます」
優夜が巾着形に青いリボンでまとめた水色の袋を差し出した。
「すみませんね。こいつそそっかしいから、連絡先訊くの忘れて誕生日だけ教えてもらっても意味ないですよね。まあ、確か去年墓参りに来てた人だから、お墓の名前探せばわかるかも知れないし、それにその日がお母さんの命日って聞いたから会えるかも知れないと思って今日ここに来てみたわけですよ」
ヒロという青年が笑って話をする。
「そうだったんですか。自分は福原ですが訳あって母とは名字が違うもので……。この寒い中本当に申し訳ございません」
「こんなことなら連絡先教えておけば良かったね。まさかあのマスコット拾っただけでこんな大変なことしてるなんて思わなかったものだから、ごめんなさい」
雪斗もつられて頭を下げた。
「いや、俺が悪いんです。あの時急いでて連絡先訊くのすっかり忘れちゃったもんだから、でも良かった。これどうしても渡したかったんです。福原さん誕生日おめでとうございます」
優夜が巾着形に青いリボンでまとめた水色の袋を差し出した。