雪に咲く花
第47章 うるう年のサプライズ
優夜から贈られた2つの似顔絵は、リビングの壁に並べて飾られることになった。
雪斗は食卓にご馳走を並べた後、細長い形に包装されたプレゼントを亘に差し出した。
「亘、誕生日おめでとう。早速開けてみてよ」
「おっ!……サンキュー。何が入っているのかな?」
亘が丁寧に包装紙を開けていく。
箱の中には保護クッションに包まれたワイングラスが入っていたのだ。
「おぉ!ワイングラスか。凄いな。今日は五輪づくしだ」
亘がグラスを見つめると、オリンピックの五輪マークと、その下に
『Dear Wataru』
と刻印がされている。
「亘、ワイン好きだから特別に注文して作ってもらったんだ。颯人も誕生日祝いにワインを届けてくれたしね」
雪斗が颯人からの贈り物のワインを見せる。
「おぉ、颯人もいいものくれたじゃないか。最高に美味しいワインが味わえそうだ」
「じゃ、今夜はこれで乾杯しようよ」
「ああ、早速そうさせてもらうよ」
食卓の上には、長めの蝋燭が7本たてられている誕生日ケーキが置かれている。
パティシエ見習いである歩から贈られた手作りの物だ。
亘の正式な誕生日が7回目だからと、7本だけの蝋燭にしたのだ。
雪斗は食卓にご馳走を並べた後、細長い形に包装されたプレゼントを亘に差し出した。
「亘、誕生日おめでとう。早速開けてみてよ」
「おっ!……サンキュー。何が入っているのかな?」
亘が丁寧に包装紙を開けていく。
箱の中には保護クッションに包まれたワイングラスが入っていたのだ。
「おぉ!ワイングラスか。凄いな。今日は五輪づくしだ」
亘がグラスを見つめると、オリンピックの五輪マークと、その下に
『Dear Wataru』
と刻印がされている。
「亘、ワイン好きだから特別に注文して作ってもらったんだ。颯人も誕生日祝いにワインを届けてくれたしね」
雪斗が颯人からの贈り物のワインを見せる。
「おぉ、颯人もいいものくれたじゃないか。最高に美味しいワインが味わえそうだ」
「じゃ、今夜はこれで乾杯しようよ」
「ああ、早速そうさせてもらうよ」
食卓の上には、長めの蝋燭が7本たてられている誕生日ケーキが置かれている。
パティシエ見習いである歩から贈られた手作りの物だ。
亘の正式な誕生日が7回目だからと、7本だけの蝋燭にしたのだ。