ながれぼし
第6章 きみごころ
と、思ったら
先輩「でっ!いってっ!……っ!?……バァカ!」
入り口を出て直ぐに、先輩は転んで
子供じみた台詞を吐いて今度こそ去っていった
なぜそんな所で転ける
……
てか…
「…」
大「…」
え?
「…どゆこと?……まどかちゃんって…どちらちゃん??」
智っち知ってる?
と顔を見れば
大「…先輩の妹さん。」
なんとも複雑そうに答えた
「妹……」
なんで妹?それに『大野くんだと思ってたのに』って…?
…んんん〜??
謎は深まるばかりで…
大「…ねぇ…タケちゃん…」
「ん?なに?」
大「っん?じゃないよ!なに?じゃないよ!そしてそのすまし顔!
いつまで俺のケツ揉んでんだよっ!!」
…ぁ
「バレた?だぁってぇ智っちのお尻気持ちいいんだもん♪♪」
大「はぁ?!ちょっ…やめ……おいっ!」
そしていつもより口の悪い智っちが可愛くて
俺の純粋な悪戯心が騒いじゃってさ♪
「えっと…ここだっけ?」
と、さっき智っちが可愛い声を出したところを
もみもみと揉んだ
大「んなっ?!や…!ぁ…ん…ゃ……」
おお。これは…
櫻「カット!カットカットカットカッーーーーット!!」
バシ!バッシーーンっ!!
「てっ!」
大「いたっ!」
カット!と共に頭に飛んできた何か…
顔を向ければ
「…あーーっ!今頃来たよ正義の味方!てか、痛いなぁ!本気で殴った?!お袋にも叩かれたことないのに!」
大「あ!翔くん!なんで此処にいんの?!それより聞いてよ!タケちゃんが俺のケツ揉んでくんだけど!どうにかしてよっ!」
櫻「1度に言うな!煩ぇ!
そして!いつまでも何やってんだお前らはっ!」
そこには、分厚いテキストを丸めて手に持ち、仁王立ちする櫻ちゃん
そしてその顔は鬼瓦…とまではいかないけどご立腹
大「? 翔くんどうしたの?変顔して。あ、なにまた怒ってんの?眉間が皺だらけだよ?あれ?講義は?またサボり?駄目じゃん!」
「櫻ちゃんてホント怒りっぽいよね。カルシウム足りないんじゃない?煮干食べなよ煮干。
それにしても遅くない?俺がメッセージ送って何分経ってると思ってんだよ。」
櫻「…はは。きみらね…(怒)」
この後
にっこりした櫻ちゃんに
何故だか、俺と智っち(特に俺だけど)はコンコンと説教される羽目となる
…
贔屓だ!