
kiss & cry
第15章 xA not REC-xmas EVE
相葉くんの従兄弟の・・・
えっと・・・・
N「佐々倉、さん?」
佐「覚えててくれたんですね、
その節は雅紀がご迷惑おかけしました。」
ペコリと頭を下げて微笑む彼は、
やっぱり相葉くんに似たものを感じさせる。
佐「・・・今日、おやすみなんですか?」
俺の手元に視線を落とした佐々倉さんが
『今日』のとこにアクセントを置いた気がしたのは
俺の歪んだ心のせいだろうか?
N「ははは・・・独り身でイブに休みでも
嬉しくないんスけどね。」
自嘲気味に笑うと、にっこり微笑んだ佐々倉さんが
それなら飲みにきませんか?とお誘いをくれた。
N「あ、いや・・・ 」
イヤイヤイヤ
イブの日にあんなお洒落なバーに集まるのなんて
絶対カップルとかイケイケのヤツらじゃんか。
佐「今夜は21時から貸切がはいってるんで
オープンもその時間に合わせてるんです。
ですから時間制限はありますけど早い時間に一杯。
いかがですか?」
N「あ、えと・・・」
優しく微笑んでるのに有無を言わさないこの感じ。
N「えと、たしか今日は・・・」
佐「・・・はい。(にこにこ)」
N「じゃあお伺いします・・・ 」
寒いし、ゲームしたいし、めんどくさいのに
俺の口からは真逆の返答がこぼれ落ち、
それを聞き逃さなかった佐々倉さんが
にっこり笑顔で車だから
そのまま連れて行ってくれると行った。
いや!まだ昼だけど!!?
