
kiss & cry
第15章 xA not REC-xmas EVE
N「騙された・・・。 」
佐「ん?なんか言った?」
N「いや、なんでも・・・ 」
あれよあれよと言う間に店に連れてこられた俺は
なぜか今エプロンをつけて
ジャガイモの皮むきをしてる。
佐「いやー困ってたんだー!
バイトの子からインフルエンザになったって
連絡きてさー、二宮くんいて助かったー!」
N「お役に立てたならそれはそれは・・・ (棒読)」
ほんと、自分のテリトリーに俺を連れこんでから
手のひらを返しやがって。
『飲む前にちょっとだけ手伝ってね?』とか言って
コレがっつり仕込みじゃねーか!
佐「手伝ってくれたお礼に、仕込み終わったら
お酒はタダでのんでいいからさ♡
あ、次はこっちの肉もみもみして??」
N「へーい・・・」
だからこんな早い時間から
とっ捕まえて連れてこられたのか・・・
N「佐々倉さん、これ何人分ですか・・・」
佐「んー?17…?18だったかな。
この分だとファーストドリンクつくんの
大変かもしんないなぁー…」
N「・・・。」
もしやと思うけど、
N「その団体客が来るまでのんでけって
いいましたよね・・・?」
佐「んふふふふ♡来るまでのんで、そのあと
またちょっとだけ手伝って欲しかったりして♡」
おいおいおいおい、
ほんとに騙されたやつじゃねーか!
