
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第1章 伯爵様は…
「あの~…ピノ彦君…?」
「ん?何ですか?お食事――――…お口に合いませんか?」
目の前には立派な日本食がドドドーンと、並んでいた!お口に合わないどころか、めちゃくちゃ美味しくて一口ごとに小躍りしたくなるほどである!
「…私の荷物――――…何処にやったの?」
ピノ彦君は、アレキサンダーの空になったグラスにワインを注ぎながら私に微笑む
「あ~、捨てました!
警視庁から色々付けてこられ方が多いので!今回も、盗聴機が3台ほど有森様の鞄と服から出てきましたよ?
ご主人様の動向はこの国のトップにいるものなら…知りたくて仕方がないですからね?」
「そうだね、私の弱みを掴んでおけば――――…何かと有利に事を進められると思っている見たいだからね…」
「///え?!なら、私の処女の件――――…聞かれていたのでは?!」
私の服にも盗聴機が仕込まれていたのなら…聞かれた可能性大である?
「フフフ///すみれ、安心していいよ!分かった時点で通信を妨害しているから!すみれの可愛い秘密は守られているよ」
