
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第12章 伯爵と翠
「我々のって――――…」
野村はホテルのロビーを颯爽と歩くと受け付けも通らすにエレベータへと進む――――…が、客が利用するエレベータを通りすぎるとガードマンらしき人が立つ扉の前に向かった
「専用のエレベータで一気に最上階へ行きます――――…アレキサンダー様の屋敷は横に広いけど…マクギャレット様のお住まいは縦に長いですから」
専用の扉を開けると…
少し進んだ所にエレベータの扉が現れた…
「真っ赤な扉って…派手ですね…隠してあるのに…主張が強い」
「隠しているんだから、いくら派手でも問題はないですよね?
私は好きですよ?この血のよな赤が――――…」
うぇ…趣味悪いんじゃないの?この人…
だが――――…開いたエレベータの中は普通で安心した…
中まで真っ赤だったらどうしようかと思った――――…
