
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第13章 伯爵と叔父
――――その頃アレキサンダーは…
「さ~い~あ~く~だ~~~~~!」
と、ゲロ袋を片手にピノ彦の運転する車に酔っていた
「ご主人様!シートにだけは吐かないでくださいね!
白本に怒られちゃいますよ!――――って、僕の運転そんなにダメですか!?」
「こ――――…小刻みな…ブレーキとか…不意の車線変更とか…やめてくれ~~~…おぇ…ぅぇ…」
昔からピノ彦の運転する車だけに酔ってしまうアレキサンダー…
ピノ彦も改善を試みているものの…改善が見られないのであった…
「すみれを助けに行く前に…私は干からびてしまう――――…おぇ…」
「――――…干からびて死んでしまえ!」
なんとも…カッコ悪いアレキサンダー…
ピンチのすみれを助けられるのか?!
