
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第13章 伯爵と叔父
「くっぁっっ!」
「///アレク…遅い…よ~…」
「申し訳なかった…決して…撮影をしていて遅くなった訳じゃないよ?」
私を抱き上げたアレキサンダーの顔がやけに不細工なので…信用みに欠けるが…
あれ以上野村の好きにされなくて良かったと言う安堵感の方が大きくてアレキサンダーに抱きついてしまった!
「うっ――――…アレキサンダー…どうしてここがわかった…
お前の監視は防いでいたはずなのに!」
そうだった!
わざわざ山へ向かい監視の目をブロックまでしてここへ来たのに?!
アレキサンダーはどうやって私の居場所を探せたの?!
「焦ったよ…君が監視ブロックを使うとは思わなかったからね…
だって――――…まさか、君がマクギャレット本人とは思ってもみないからね…
実験の犠牲者…“野村 空”君だとばかり…さすが…元盗っ人、叔父の人生を盗み――――…私まで欺いていたなんて…一本取られたよ…」
「///なっ!なんで――――そこまで!!知っているんだ!」
「なんでって――――…君が全部しゃべっていたじゃないか!」
