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ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵

第13章 伯爵と叔父


野村はアレキサンダーの足の下で悔しそうに顔を歪ませる


「発信器――――…そんな…」


「魔力だけでこの世の中渡れるほど甘くないって…教えてくれたのは――――…貴方じゃないですか…ねぇ…叔父様…」


「どういう――――…ゥッぐぁ…」



アレキサンダーは踏みつけた足に力を入れると…野村を床に押し付ける!



「――――…魔力を使って昔…貴方を探したんですよ…でも――――…全てブロック…翠を拐って行方知れず――――…

私は非力な自分をどんなに恨んだか…

だから、文明の力――――…防犯のあれコレに開発に没頭しましたよ…


今じゃ大手の防犯グッズや監視カメラ――――盗聴系の会社は私の作品が使われています」


「///じゃぁ…」



「えぇ――――…もう、この手は離さないってことです…何処へ連れ去られても私はすみれを助けに行けると確信しています!」



アレキサンダーの執着がここまで凄いと引くが…


翠様をとことん探し出したかったってことでもあるのか…と…ちょっと胸がチクリとした…




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