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ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵

第13章 伯爵と叔父


「…じゃぁ…ピノ彦を心の拠り所にでもしたらどうだ?」



「「は?」」



あまりのすっとんきょうな提案に私と野村は変な声を出してしまった…





「ピ…ピノ彦君…関係なくない?」


「それが、関係なくないんだよ――――…」



アレキサンダーは、私を抱えながらやっと野村から足を退かせると…


ピノ彦君を野村の前に――――…進ませた…



「ピノ彦は――――…翠の弟だった純潔の吸血鬼から輸血をしてもらい助かった…

唯一意思をしっかり受け継いだ人工吸血鬼だ!

翠の弟もちゃんと生きている――――…が、子孫は人間と交配を続け…今ではほとんど人間として生きている…」



ピノ彦君は野村に向かってピースをしている…が…


しっかりカメラで野村のキョトン顔を撮影している!




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