
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第14章 伯爵と初夜
「――――でも…助けてくれてありがとう…アレク…」
私は外を眺めたまま…アレキサンダーにお礼を言った
「――――…」
――――…あれ?何の返事もなし?
さ…寂しいじゃない…反応がないと…
返事のないアレキサンダー…
不安になりチラッと後ろを振り向くと――――…
白目をむいて…腰をピクピクさせているアレキサンダーがグッタリしていた!
「…えっ、え?どうしたのアレク!?」
「すみれ様が可愛いこと言ってくださったから…昇天しただけです…
ド変態のご主人様…なめたらダメですよ?」
――――え~…な…なにそれ…キモイ…
だけどその白目をむいているアレキサンダーが可愛いとちよっと思ってしまった私は…
かなりアレキサンダーに毒されているのだと…思った…
