
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第2章 伯爵と迷子の子犬
これと言って屋敷ですることが無い私は…
蒲萄園の手伝いでもしようかとアレキサンダーに申し出た…
が、それも専門家が管理しているから大丈夫と言われてしまった…
歴代のお付係りが辞めたがる理由が分かってきた
こんなに退屈じゃぁ…
「出掛けようにも…アレクは寝てるしなぁ…」
私は、アレキサンダーの寝室前でため息をつく…
しかし、【吸血鬼】と言う種族がこの日本に居たことに驚きを隠せない!
この際だ――――…【吸血鬼】を研究してみるもの悪くないかも!!
私はキョロキョロと辺りを見渡し――――…
静かに…アレキサンダーの部屋のドアノブを回した――――…
