
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第2章 伯爵と迷子の子犬
「すみれ~…」
情けない声を出すアレキサンダー…
その姿にピノ彦君は楽しそうに笑っている…
「覗くの禁止です!アレク――――お願いします!」
私はお粥を食べながらアレキサンダーを睨みプイッと顔を反らす
「///わっ、分かった!!――――じゃぁ…晩御飯は毎晩私と食べること!いいね?心配で…覗いてしまったから…」
アレキサンダーは、私の手を大きな手で包み約束するように促す
「///は…はい…」
「今日は…ベッドで悶えるすみれが可愛くて…一晩中見ていたけど…次から…ひかえるよ」
「全面的にひかえてください…
それに、昨日の姿…一晩中見てたんですか?!////アレクの――――…ド変体!!忘れてください!!」
「///無理――――…めっちゃ、可愛くて…DVDにしようか悩み中!」
「録画すんな!消せ!死ね!干からびろ!」
私はベッド近くのカーテンを思いっきり開けた!
アレキサンダーは、日の光に驚きサッと日陰に隠れる!
「///すみれちゃん?日の光は本当に…苦手なの!?――――…ごめん…本当にもう覗きませんから!」
私は鼻息を荒くしながら、ピノ彦君の絶品お粥を食べた――――…
ピノ彦君はそんな私とアレキサンダーを見て笑っていた…
