
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第2章 伯爵と迷子の子犬
寝室のベッドの中で朝食を食べ終えると、ピノ彦君が空になった器とトレイを下げてくれた
「ピノ彦君…ありがとう――――…凄くおいしかった、いつも本当にありがとう」
「いえいえ、全部食べていただきこちらこそありがとうございます!顔色も良くなってホッとしました」
「本当だ――――…すみれ、安心したよ…」
完食する姿を見たアレキサンダーも安心したのか、少し柔らかい表情になっている
「///ご、ご心配おかけしました…空腹で目眩がしたなんて…なんか恥ずかしいです…」
布団で顔を隠すとアレキサンダーがいきなりスマホで私の姿を撮影し始めた!?
「///そ、その恥じらい方――――…GET!今晩のオカズに――――…あっ、いや!早速…今から!!」
「は~い!ご主人様、盗撮禁止ってさっき有森様から言われてましたよね?!も~っ!そのまま報告されたら一生檻から出してもらえない生活になっちゃいますよ?」
「///…この動画があれば…檻の中でも生きていける気がする」
「ご主人様――――塀のなかは…私物持ち込み禁止ですよ」
――――…この世の終わり…見たいな顔をするアレキサンダーに私は怒りを通り越して笑ってしまった!
