
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
「【吸血鬼】には何かと住みにくい世の中だけど――――…
国のトップはバカが多いから…お金には困らないし…少し助けただけで――――…優遇してくれる…
波風たてなければ…何百年も生きていけるから、日本って平和だよね~」
らしい――――…国――…?胡散臭い…
しかし、アレキサンダーは、私が警視庁の人間だと分かって言っているのだろうか…
「…なら、私も一緒に行こう――――…可愛いすみれに何かあったら大変だ!」
「///何も無いですよ!私何歳だと思っているんですか?!」
「///すみれは…見た目が……ねぇ~…」
「うぐ――――」
それを言われると…反論できない!
平日の昼間に一人で買い物に出掛けたら絶対に「お嬢ちゃん学校は?お家の人は?」と、警察に声をかけられる…
「――――じゃぁ…ピノ彦君…一緒に…」
「え!?何でピノ彦!私じゃないのかい?すみれ!!」
――――…え~…なんだかもっと危ない気がする…
とは、流石に言えない…
笑ってごまかした――――…
