
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
「ピノ彦、昼間っから…///お前も好きだな…」
「///やん!」
――――…死ね…
なんて開口一番に発するところだったが…ギリギリのところ飲み込んだ…
///死ね――――なんだけど…
ぶっちゃけ…アレキサンダーはカッコいい…本当にイケメンで…背が高くて紳士的…
中身はクズのリロの変態だけど
黙って立っているぶんには…非の打ち所が無い…
チンチクリンな私とは……正反対…
「さぁ、すみれ――――…何処にいきたいんだい?」
私の方を見つめニッコリと頬笑むアレキサンダーにうっとりしてしまう――――…が…
アレキサンダーの鼻の下がどんどん下がっていく…
「ア…アレク?どうしたの?」
「///可愛い…カワユスだよ――――…萌えだよ!ピノ彦!!そのドレス…すごくいい!何?!見たこと無いけど…ピノ彦のチョイス?」
「はい!この前ご主人様が妄想で話されていたドレスを…僕なりに解釈して作って見ました!ご主人様のお好きな露出少な目!でも大胆にチュチュ多目の生足領域ギリ見えです!」
「グッジョブ!ピノ彦――――…わかってるぅ~!」
「え!?これピノ彦君が作ったの?!で、なに?“生足領域ギリ見え”って!!」
ええ!これ、ピノ彦君が作ったの?!な――――…何者だピノ彦君?
それにしても…何語で話しているんだ?この変態たちは!
