
ただ今嫉妬宮発動中!
第1章 嫉妬宮その1~N×A
ちょうど自宅に帰り着いた時に、ポケットの
ケータイがブルッた。
マネージャー?
手に取り、ボタンを押す。
出てきた名前に
ドキン!!!?
急に心臓が跳ねたのが分かった。
全身が左手のケータイの画面の文字に集中する。
【お疲れさま~今終わった~♪和くんとラー
メン食いに行きたかったよ~残念】
まーくん……
普段通りの会話に何故か、心底安心して。
あんな帰り方したのに、
全然普通にこんなメッセージ送ってきてくれる
まーくんの優しさに……
そして、どこまでも懐の広いまーくんの暖かい
心に……
さっきまでの潤くんにヤキモチ妬いてた
モヤモヤした気持ちは、溶けて流れていった。
と、同時に謝りたい気持ちも沸き上がってきた。
オレが逆にされたら、多分ほったらかしに
してるであろう、さっきのオレの態度にさ……
まーくんは、何にもなかったかのように
さらりとメッセージをしてきてくれたんだ。
まーくんの素晴らしいスルースキル発動に
感謝しつつ、やっぱり自分の態度を反省して
素直になりたいって思えたんだ。
……そう自然にさせてくれるのがさ。
相葉雅紀の凄い所なんだと思う。
誰でも出来る事じゃないよね?
