ただ今嫉妬宮発動中!
第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★
N「それはソレ。あんたがいいなら
オレは全然いいけど?」
S「……マジ……」
N「じゃあさ、改めて今からよろしくね?」
S「……へっ?な、何が?」
翔が、状況をまだ理解してないみたいですね。
オレは、そんな横にいる翔の手に
すうっと自分の左手を重ねて。
N「だからぁ、オレとあんたの秘密の関係♡」
それだけ言って。
添えてた左手で、翔の右手を裏返して
ギュッって握りしめた。
翔は、オレのその行動にビクッとして
固まったまんま、オレを横目で見ていた。
S「………………」
N「どうかしました?」
沈黙する翔に。
声を掛けると。
S「……小悪魔ちゃん」
はい?
小悪魔ちゃんって何なの?
N「なにそれ?オレの事言ってんですか?」
S「うん……」
N 「……そんな可愛いもんじゃないかも
知れませんよ?フフフッ」
S「え?なに?」
N「……もしかしたら悪魔かもね?フフフッ」
……本当のオレをあなたが知ったらね。
そう思うんだろうねぇ
きっとさ。
S「悪魔?」
N「ん」
S「こんな可愛い悪魔なら怖くはない」
翔が、その大きな綺麗な目でオレを見る。
手を握ったまんま……
その瞳は、熱っぽさを秘めている。
N「……襲われちゃうかも知れませんよ?」
それじゃ、オレも……
乗りましょうか?
翔の瞳を覗き込みながら返す。
S「……ヤバイね」
N「……ね?フフフッ」
S「…………」