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ただ今嫉妬宮発動中!

第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★





S「……やっぱ、小悪魔ちゃんだよ」



N「ん?」



S「いやぁ、うん……やっぱ、うん……」



N「なに?」



S「……色々、ヤバい……」



N「フフフッ」



S「……これ、」



N「ん?」



翔が、オレが握った右手を繋がれたまま
上に持ち上げた。






S「……こんなのって、ヤバいでしょ?」

  



あ? 




何なのよ?




握ってる手をチラチラ見ながら翔は、
その白い透き通るような頬を
赤く染めている。





N「……ダメぇ?」





そういう事なら。




と。




オレは小首を軽くチョンと傾げて
翔に、上目遣いで言ってやった。



勿論。




こいつの目にオレが最大限に可愛く
映るように、計算した演技で、ね?



案の定。



翔は。



そんなオレを見ながら



S「いや、まさか!駄目なんて……」



持ち上げた二人の手を翔は、
そのまま自分の太ももに置き直した。



N「……んふふっ」



カビ臭い理科室に、



オレの小さい笑い声だけが響く。



……潤。




オレさ。




お前の友達を。




100パー堕としたみたい。




妙に甘い空気になった、この理科室で。




オレは家にいる潤を想った。



いつも、翔とお昼食べてるって言ってた



お前のこの場所はさ……




今日から。




オレと翔の秘密の関係を築く場所にさ




たまに使わせてもらうね?




お前からさ。




この邪魔者を排除する為だから。




許してくれるよね?




……潤。






★続きの章★
to be continue……

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