ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
S「このあと……」
翔がオレの言う展開についていけないのか
ちょっとポカンとした顔をしながら
S「ねぇ……その前にオレの告白聞いてた?」
なんて、おかしな事言うもんだから
N「ちゃんと聞いてましたよ?フフフッなんで?」
と逆に聞いた。
S「いや、だって……ほら、和はオレの事は、
えっと……どう思ってんだろうって……
分からないんじゃ……大事な人もいるって……」
自信がなさそうに、ゴニョゴニョ言う翔。
あぁ。
オレの気持ちを確かめたい的な?
ちゃんと段階踏みたい的な?
ふぅん。
やっぱ、優等生なのね?
オレの腹ん中で考えてる事なんて
夢にも思わないこいつは。
本当にそんなオレに、マジに惚れてしまって。
「ただやりたい」
なんて考えじゃなくて。
オレの気持ちまで聞いて置きたい状況?
オレは、潤以外好きになる奴なんて
いるわけないよ?
……なんて。
それはまだ言えないから。
……じゃあ。
N「オレは……」
そう言って翔をジイッと見つめたら
向こう側から、緊張したような顔で
見つめ返してくる翔。
N「まだ分かんないけど……」
S「……」
N「あんた、思ったより面白いから」
S「……」
N「もうちょっと深く知りたいかな?」