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ただ今嫉妬宮発動中!

第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★



潤side


……ウソだ!


思い出せないなんて和には言ったけど、
この微かに和から香ってくる香りは……



翔くんの香りだ。



……なんで?


なんで、和から翔くんの香りがするの?



……出かけてた和は、まさか翔くんと
会ってたの?
信じられない。


頭ん中ごちゃごちゃする。



「彼女」


じゃないのかよ?



「んっ……ンンッ……」


和に舌を容赦なく絡められながら、俺は
微かに香ってくる、翔くんのその香りを
信じられなくて……



……一体、誰と会っていたのさ?



お願い……和。



翔くんだけは、巻き込まないで。


俺が、やっとみつけた大事な友達だから。


あの日のみーちゃんの時の様なことは絶対嫌


なんだよ……


 
「んっ……ふぅっん……」

 
和の暖かい舌に翻弄されながら、
頭の中では嫌な予感がちらついて……


まともに、和に絡めない。



なんて、聞いたら本当の事教えてくれる?



 
和……




俺は、お前に本当に好きな彼女が出来て良かった
、なんて心の底から思っていたのに。




知りたい……けど、知りたくない。



この香りは誰のもの?



和……。




今さっきまで、誰と一緒だったんだよ?

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