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ただ今嫉妬宮発動中!

第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★



和side


J「退けよ!」


潤から身体を突き飛ばされて、俺は
一瞬なにが起きたか分からなかった。


だが、潤の目を見て分かった。


気付いたんだなって。


どこまで、確かに気付いたかは分からないけど


……この、俺から香る匂いに潤は。


多分、俺がさっきまで翔と会っていたという事に
気付いたんだろう。
 

俺を見る瞳の奥に、怒りが宿っているのが
見えた。


N「どうした?」


低い声で潤に問う。


潤は、向こう側からまだ睨むような視線を
投げ付けてきている。


J「……和、ひとつ聞いていい?」


N「……」


J「誰と会ってたの?」


N「……」


J「ねぇ!誰と会ってたんだよ?」


声にも怒りが宿っている潤。


あのさ。


言ってもいいの?


それ。


そんなに聞きたい?


あなた、またあの「みーちゃん」の
時のように繰り返しちゃうよ?


俺はいいけどね。


俺は、その方が好都合だから。
潤を独り占めして、他の奴等に潤は
触らせないよ。


だって、潤は俺だけのものだから。
だから、邪魔な「翔くん」には
手っ取り早く潤から、さっさと
興味をなくしてもらって、離れてもらおうと
しただけよ?



いけなかった?


 
何、そんな怒ってんのよ?
お前は、俺のものなんだから。

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