ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
N「誰と会ってたか、気になる?」
潤をわざと、挑発するような視線で見る。
大きな綺麗な目には、まだ怒りが滲んでる
ように見えた。
だけど、その瞳は俺の言葉に反応するかの
ように、ゆらゆらと揺れていた。
J「……別に、もういい」
明らかに、諦めたように潤は
この掛け合いから戦線離脱した。
N「…………」
じっと見ても、俺を見ようとしない潤。
N 「なら、こっち来いよ。続きさせて?」
小首を傾げながら潤の腕をグイグイ
引っ張った。
体勢を崩した潤は、前のめりに俺の身体に
寄りかかった。
J「和……」
N「ん?」
J「…………」
N「……なによ?」
J「……和から翔くんの匂いがする」
N「…………」
J「なんで?」
N「…………」
J「……会ってたのって、翔くん?」
潤は、真っ直ぐに俺をちょっと下から
覗きこんで聞いてきた。
N「だったら何?」
シレッと答える俺は潤に
次の瞬間、思いっきり胸ぐらを
掴まれていた。