ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
J「……和」
!?
潤が一言、俺の名前を呟くのがようやく
聞こえて、一瞬安堵に包まれる感情が
俺の中に生まれた。
でも、次の潤の言葉に心臓を鷲掴みされる
感覚になった。
N「ん?」
聞き返したら
J「俺……」
N「うん」
J「……和と明日一緒に誕生日祝えない」
小さい声だったけど、しっかりと聞き取れた
言葉に。
思ってもいない潤からの一言に
N「……なによそれ」
俺も震えそうになる声を絞り出すかのように
ようやく一言だけ返して
N「どういう意味だよ?」
それだけやっと聞いた。
暫く沈黙が続いたあと、
電話の向こうの潤がこう言った。
J「…うちにはもう帰らない」