
ただ今嫉妬宮発動中!
第1章 嫉妬宮その1~N×A
A 「ねぇ!嬉しくて死んじゃいそうっっ!!!」
…………はいっ??
え……今なんて言った?
A「和くん、オレもだよ。オレも和くんの事
大好き!!先に言わせてごめんね?
言うの凄く怖かったでしょ?」
…………ちょっと、
待って。
まーくんも
今、好きって言ってくれた!?
……本当に?
聞き間違いじゃない……よね?
真っ直ぐに、まーくんを見た。
オレを見下ろすまーくんの目は、優しいいつもの
オレの一番大好きな目で。
今のまーくんの返事が一生懸命、頭の中で
何度も何度も
繰り返されていく。
ぎゅうっと抱き締められてるって感覚と
まーくんの声が、まだ夢の中の出来事みたいに
信じられない想いでフワフワしていた。
N「……ねぇオレ、ちゃんと生きてる?」
バカみたいに、気の抜けたような
言葉が口をついて出た。
