ただ今嫉妬宮発動中!
第1章 嫉妬宮その1~N×A
A「和くん、オレら両想いだったって事だよね?」
泣きじゃくるオレに、まーくんはニコニコ笑顔で
そう聞いてきた。
N「……うん。そだね」
……照れ臭いけど、まーくんにまだしっかりと
抱き締められてるから、現実だって確かめられる。
A「ねぇ、両想いの記念にさ…………」
?
N「……ん?」
まーくんを見上げたら、
A「オレねぇ……ずっと前から言いたかったんだ
けど、和くん怒るから我慢してたの今それ
言っていい?」
N「うん?いいよ」
A「その顔大好きなんだ」
N「は?」
A「可愛いの♡すっごく、オレを見上げる
その顔!」
どの顔?
可愛い……って。
確かに、まーくんに良く言われてたけど。
最近は聞いてなかったなって……
オレが怒るからって……ハハッ……
N「……あいばか」
A「バカじゃねーよ」
N「バカだよ」
A「なんだよ!それぇクフフッ」
笑いながらまーくんが、
A「ねぇ!だからさ話それちゃったけどさ……
両想いの記念に……ね?」
!?
唇を、んーって尖らせてるまーくん。
えっ?
嘘だろ?
……チュー?するの?
また、頭の中でパニックになるオレに
まーくんは、そのまま近付いてきて
オレの唇にチュッってした。