ただ今嫉妬宮発動中!
第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★
潤が居心地悪そうな顔をしているのが、
オレには手に取るように、分かった。
そんな、潤を尻目にオレはもうちょっと
「目的の為に」
こいつ、「翔」に近付いておきたかったから。
そのまま、会話を続けた。
オレの中の演技を続けながらね?
N「じゃあ、……翔??」
小首を傾げて、翔を下から覗き込む。
男に通用するか、分からないけど今まで
少なくともオレなりの、培ってきた経験上。
この、仕草は100%たいがい。
堕ちる。
あざとさも垣間見れるこのやり方は……
オレは女じゃないけど、自然と誰かに
取り入れたい時や、媚びを売るときに
身に付いた仕草だった。
翔がオレを見る。
N「潤の友達になってくれてありがとね?」
オレはニコニコしながら翔に言って潤を見た。
益々、表情が固くなって落ち着かない様子の潤。
N「……ねっ?潤。昨日家でも
話してたんだよね?翔の話。」
ニコニコしながら、オレは潤に語りかける。
J「……あっ、うん」
S「へぇ、何、なに~オレの話してたの?ハハハッ
なんか照れんねぇ」
笑ってる翔の横で潤が、気まずそうにしてる。
そんな潤を見ながら、オレは
N「翔はさ、なんで潤に話かけてくれたん
だろうね?って」
会話を広げていく。
S「何で……って。うーん?サッカーやんない
かなって。誘いたかったし!それに、潤
話せばメチャクチャいい奴だし、可愛いしね」
…………………………。
はっ???
最後、然り気になんつった?
オレの顔が一瞬、曇ったのが自分でも分かった。
…………………………。
いけね。
演技中だったわ。