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ギムレット

第17章 アイ・オーブナー  運命の出会い

誰も助けてなんかくれない。誰も俺を守ってくれる人間なんていない。

俺は自分で自分を守っていくしかないんだ。



それでも、俺は死にたくなかった。生に執着した。


それは目標があったからだ。



いつか俺がこいつらと同じくらいの身体に成長したら

このクズ共を

必ず俺の手で、この世の中から抹殺する。


水責めの刑でな。



その目標が、当時小学生だった俺の、生きる意味の全てだった。


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