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ギムレット

第19章 *フォーリン・エンジェル  叶わぬ願い

汗で濡れた額に髪がまとわりつく。

タクのおでこや頬にまとわりついていた髪を、シュウは優しくかきあげた。彼の顔がはっきり見えるように……



向かい合って視線を合わせながら、時折、射精したいのを我慢するかのように、タクからシュウに激しくキスを交わした。

白い肌が極度の興奮で赤く染まる。

酔ったように細めた目を覆う長いまつげにまとわりついた汗が光る。

半開きになった口元から小刻みに荒い息を吐き、その息が何度もシュウの唇にかかる。



「あうっ……も……もう、だ……ダメ……」


「俺もイキそう……タク……俺の……顔見ながらイって……」



タクはシュウに目線を合わせたまま、ビクッと身体を大きく震わせ、体内の息を全て一緒に吐きだすような声を出して果てる。

その姿を見て、極度の興奮を得たシュウも一気に果てた。


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