
ギムレット
第20章 スプリッツァー 真実(シュウ編)
女が突然、俺のズボンを強引にめくって下した。痛みで力が入らず、ほぼ無抵抗の俺の下半身が丸出しになる。
「ガキでも、それなりのもの持ってるんじゃん。まだ発展途上だけど」
女がニヤニヤしながら俺の下半身をみながら、薄汚いタンクトップを脱いだ。
俺の目に、女の乳房が映る。
俺が生まれて初めて、女の乳房を見た瞬間だった。
俺は死にたくなるほど恥ずかしかった。顔は血まみれ、体は痛みでほぼ動かず、心は恐怖で支配されているはずなのに、その恐怖よりも俺の心は羞恥心が上回る。
------- 人間は獣だ -------
これほどまでにこの鬼畜ヤロー達を軽蔑視し、恐怖に精神が支配されているのに……
俺の身体は、その精神とは裏腹に、女の乳房に反応し勃起してしまった。
