
ギムレット
第10章 スティンガー 危険な香り
週末、シュウは仕事帰りにブルーラグーンに向かうため、店のあるビルのエレベーターに乗って5階のボタンを押した。
ビルの3階、メグの働くクラブ「カサブランカ」の階を通り過ぎる。
俺は何をやってんだ。と言わんばかりの顔つきで、エレベーターの壁にもたれかかりながら呟いた。
「メグが知ったら……怒られるだろうな」
エレベーターが5階で止まり、シュウは少し緊張の面持ちでブルーラグーンの扉を開けた。
店に入ると、入り口にいた若いスタッフが「いらっしゃいませ」と元気に声をかけた。
中に入るとシュウは店内を見まわし、店のカウンターコーナーに目を向けた時、その目に真っ先に飛び込んできた男をみて、確信すると共に、驚きの表情を浮かべ、自然と声が漏れた。
「おいおい……並のイケメンじゃねーな」
ビルの3階、メグの働くクラブ「カサブランカ」の階を通り過ぎる。
俺は何をやってんだ。と言わんばかりの顔つきで、エレベーターの壁にもたれかかりながら呟いた。
「メグが知ったら……怒られるだろうな」
エレベーターが5階で止まり、シュウは少し緊張の面持ちでブルーラグーンの扉を開けた。
店に入ると、入り口にいた若いスタッフが「いらっしゃいませ」と元気に声をかけた。
中に入るとシュウは店内を見まわし、店のカウンターコーナーに目を向けた時、その目に真っ先に飛び込んできた男をみて、確信すると共に、驚きの表情を浮かべ、自然と声が漏れた。
「おいおい……並のイケメンじゃねーな」
