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ギムレット

第13章 アフィニティ  触れ合いたい

久しぶりに入るタクの部屋。相変わらず整理整頓されて生活感がない。


まるで、常に此処に住んでいないような気さえする……



座って。そう言われてソファーに腰かける。タクはソファーの背もたれに頬杖をついたようにもたれかかり私に向き合った。


玄関を入ってソファーに座るまで、タクは強く握った私の手を一度も離さなかった。



「俺……また何かしたんだよね?不安にさせること」



頬杖をついていた手が、そっと私の頭を優しく撫でる。


あなたのそのきれいな指が髪をぬけて、私の肌にそっと触れる。


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