
ギムレット
第14章 ライラ 今、君を想う
椅子から立ち上がり事務所の窓のブラインドを開けて言った。
「そのタクの女の名前は?」
「わからない。ただ、カサブランカのすごく髪の長い女なの」萌々は腰くらいまで髪が長いというジェスチャーをした。
「カサブランカの髪の長い女……」
尚樹は萌々に向き合うと優しく問いただす。
「その女を犯しても、タクが萌々ちゃんの彼氏になることはないと思うけど……それでも依頼したいの?」
萌々はつよく頷く。
「タクもあの女も、懲らしめてやりたい。ただそれだけ。だって私、タクのことが好きで……ずっとヘルスに行ってまでお金稼いで指名してきたのに……あの女ってば一銭も使わないで……悔しい。その願いが叶うなら、私、ソープに行きます。どうせお金また借りなくちゃいけないし……」
尚樹は萌々の目を見つめて考えた。萌々はヘルスでも十分に借金返済できるほどの人気者だが、ソープに行けばさらに人気がでて指名客も増えるだろうし、店にとっても売り上げが上がる。借金も上乗せ出来て一石二鳥だ。
「そのタクの女の名前は?」
「わからない。ただ、カサブランカのすごく髪の長い女なの」萌々は腰くらいまで髪が長いというジェスチャーをした。
「カサブランカの髪の長い女……」
尚樹は萌々に向き合うと優しく問いただす。
「その女を犯しても、タクが萌々ちゃんの彼氏になることはないと思うけど……それでも依頼したいの?」
萌々はつよく頷く。
「タクもあの女も、懲らしめてやりたい。ただそれだけ。だって私、タクのことが好きで……ずっとヘルスに行ってまでお金稼いで指名してきたのに……あの女ってば一銭も使わないで……悔しい。その願いが叶うなら、私、ソープに行きます。どうせお金また借りなくちゃいけないし……」
尚樹は萌々の目を見つめて考えた。萌々はヘルスでも十分に借金返済できるほどの人気者だが、ソープに行けばさらに人気がでて指名客も増えるだろうし、店にとっても売り上げが上がる。借金も上乗せ出来て一石二鳥だ。
