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何が何だかわからないといった表情の二人に尚樹は八代に向かって更に付け加えた。



「八代、アフターに誘ったら、その髪の長い女だけ拉致ってここへ連れてこい」



八代が驚きの表情で「えっ？……あの……拉致るって……どうや……って……」



「そのくらい自分で考えろっ！ヘマすんじゃねえぞ、ヘマしたら、てめえをぶっ殺す」



八代の言葉に呆れと苛立ちを交えながら鋭い眼光で八代を見ながら尚樹が答える。



「保ともう一人のやつは、拉致った女の心配を他の女がしないように、大盤振る舞いして盛り上げてろ。お前ら、くれぐれも礼儀正しく紳士的に遊べよ」



尚樹は更に100万の札束を放り投げた。


「足りなきゃ使え。残ればお前ら二人で分けろ」