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ヴァンパイアに鎖の愛を

第1章 終わりの始まり

押し黙ったレイラに振り払われても懲りないソウがまた手を伸ばし、滑らかな頬を撫でる。


この男達は自分を逃がす気も殺す気もない。ならば何が目的で捕まえたのかとレイラは頭を回していた。


するといきなり頬を撫でていた男の手が顎を掴んで思い切り顔を引っ張られた。


「きゃ…んんっ!?」



レイラの唇に温かい感触。それは下唇を甘噛みするようにキスすると何度も何度も同じことを繰り返して段々激しいものに変わっていく


な、何をしてるのこいつ?いま、あたしこいつと、ちゅーしてるの?


と内心とても焦っているレイラは慣れない激しいキスに息を乱しながらイヤイヤと顔を振る。


ソウはそんなレイラの唇を暫く堪能すると満足気に糸を引きながら唇を離した。

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