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ヴァンパイアに鎖の愛を

第4章 リュウ





「…ろ…起きろ」

「…ッ!」

肩を揺さぶられて勢いよくレイラは起き上がると目の前にいる褐色の男を見つめる。

確かこの男は1番ガラが悪そうな…リュウだったかしら…

まだ覚醒していない頭で男の名前を思い出すレイラ。そんなレイラをお構い無しにリュウはニヤッと笑うとレイラを押し倒した。

「じゃ、早速SEXしようぜ」

「…は?」

ポカンとするレイラを他所にリュウはレイラからシーツを剥ぎ取る。

するとすぐ顕になる白い身体。

リュウはまずその大きな胸に手を伸ばしたが、レイラがその手を叩いた。

今度はリュウが呆然とする。

「あ?」

「あたしはあんた達の玩具じゃないわ。」

リュウはレイラはもう抵抗はしないだろうと拘束具はつけなかった。

レイラはこれまで抵抗という抵抗はしてこなかったがそれは拘束されていたからだ。されていなければ当然抵抗する。

何も好きで抵抗せず抱かれている訳ではないのだ。

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