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第7章 初恋の相手でも仕事は仕事①
如月が窓側で僕が通路側の座席に着くと
早速事の成り行きを説明した。
「そうなんだ。御結婚おめでとう」
「……ありがとう」
僕が如月にしてほしかったのは
結婚の祝福なんかより
僕の現状に対しての同情で……
「こうして難波くんと隣り合わせで
電車に乗ると、修学旅行を思い出す」
「覚えてるよ。一瞬だけど如月が
僕の隣に座ってくれたこと」
京都の修学旅行、新幹線の車中でのこと。
僕の隣の席を女子生徒が競い合っていて
如月もその一人だった。
早速事の成り行きを説明した。
「そうなんだ。御結婚おめでとう」
「……ありがとう」
僕が如月にしてほしかったのは
結婚の祝福なんかより
僕の現状に対しての同情で……
「こうして難波くんと隣り合わせで
電車に乗ると、修学旅行を思い出す」
「覚えてるよ。一瞬だけど如月が
僕の隣に座ってくれたこと」
京都の修学旅行、新幹線の車中でのこと。
僕の隣の席を女子生徒が競い合っていて
如月もその一人だった。
