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第7章 初恋の相手でも仕事は仕事①

「どさくさに紛れてね。緊張しちゃって
あまり覚えてないけど」


周りに流されたとはいえ
控え目な如月が
そこまでの行動に出たことに
僕は気を良くし
期待をしてしまっていた。


だから卒業式の日に……


「告白して逃げられるとは思って
なかったよ」


自惚れていただけにショックだった。


「ぁッ、あれは驚いちゃって……」

「あ、ごめん。困らせちゃって。
懐かしくて口にしただけだから」


僕は……昔を懐かしんでいるだけ……か?

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