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第20章 もう一つの高校の思い出②

「それを聞きたかっただけなの」

「だからって、ここで降ろすわけには
いかないだろ」


下車しようとする理彩子の腕を掴む。


「離してよ……信号が青になる前に
私を降ろしてよ……キャッ……」


その腕を思い切り引くと
理彩子が俺の懐に収まった。


「行くぞ。青信号だ」


左手で理彩子を抱き寄せると
車を発進させた。

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